【名古屋市天白区植田】インナーマッスルの重要性|鍛えるべき人の特徴とは?【理学療法士が解説】
トレーニング(ピラティス、体幹トレーニングなど)

【名古屋市天白区植田】インナーマッスルの重要性|鍛えるべき人の特徴とは?【理学療法士が解説】

名古屋市天白区植田にあるPhysio Conditioning Lab.(フィジオコンディショニングラボ) パーソナルトレーニング&ボディメンテナンス 理学療法士トレーナーの柴田です。

詳細はこちら → Physio Conditioning Lab.

はじめに

「インナーマッスルを鍛えると身体が安定する」「インナーマッスルが弱いから姿勢が悪い」と聞くことがあります。

インナーマッスルは、姿勢や関節の安定性、身体の動きを支える重要な筋肉の一部です。

しかし、インナーマッスルだけを鍛えれば身体が安定するわけではありません。

重要なのは、インナーマッスルとアウターマッスルが協調して働き、目的に応じて身体をコントロールできることです。

インナーマッスルとは?

インナーマッスルとアウターマッスルの違い

一般的にインナーマッスルとは、身体の比較的深い位置にある筋肉を指す言葉として使われます。

一方、アウターマッスルは身体の表層にある大きな筋肉を指します。

ただし、「インナーマッスル=身体を安定させる筋肉」「アウターマッスル=身体を動かす筋肉」と完全に分けられるわけではありません。

実際の動作では、深部・表層の筋肉が協調して働くことが重要です。

インナーマッスルにはどんな筋肉がある?

代表的なものとして、体幹では腹横筋や多裂筋などが挙げられます。

また、肩関節ではローテーターカフ、股関節では深層外旋六筋など、関節の安定性に関係する深部筋があります。

ただし、これらの筋肉が単独で関節を安定させているわけではありません。

周囲の筋肉や関節、神経系が協調して働くことで、効率的な動作が可能になります。

体幹・肩・股関節におけるインナーマッスルの役割

体幹では、腹部や背部の深層筋が脊柱や骨盤の安定性に関係します。

肩ではローテーターカフが上腕骨頭を関節窩に安定させながら、腕を動かすために重要です。

股関節では深層の筋肉が股関節の動きを支え、歩行や片脚立ちなどの動作にも関係します。

つまり、インナーマッスルの重要性は「鍛えて筋肉を大きくすること」だけではありません。

関節を適切に安定させながら、アウターマッスルと協調して動けることがポイントです。


インナーマッスルが重要な理由

インナーマッスルは、身体の深部に位置し、関節や体幹の安定性に関わる筋肉です。

ただし、インナーマッスルだけで身体を安定させているわけではありません。

深部の筋肉と表層の筋肉が協調して働くことが、効率的な身体の動きにつながります。

関節を安定させる働き

インナーマッスルの重要な役割の一つが、関節を適切な位置に保ちながら動かすことです。

例えば、肩のローテーターカフは、腕を動かす際に上腕骨頭を関節窩に安定させる働きがあります。

股関節や体幹でも、周囲の筋肉が協調して働くことで、動作中の関節の安定性が保たれます。

身体の位置や動きをコントロールする

身体を安定させるとは、単に「動かないように固める」ことではありません。

歩く、片脚で立つ、腕を上げる、しゃがむなど、さまざまな動作に合わせて身体の位置を調整する必要があります。

インナーマッスルを含む筋肉群が適切に働くことで、身体の位置を細かく調整しながら動く能力につながります。

大きな筋肉が効率よく働くための土台になる

大きな筋肉が力を発揮するためには、身体の土台となる部分が適切に安定していることも重要です。

例えば、体幹や股関節が適切に安定することで、手足をより効率よく動かせる場合があります。

そのため、インナーマッスルは「大きな筋肉を使うための土台」という視点でも重要です。

ただし、インナーマッスルだけを鍛えればアウターマッスルが自然に効率よく働くという単純な関係ではありません。

実際の動作の中で両者を協調させることが大切です。

姿勢や動作の安定性に関係する

立位や歩行、スクワットなどでは、体幹・骨盤・股関節・下肢などが連動して働きます。

このとき、身体を安定させながら必要な部分を動かす能力が低下すると、特定の部位に負担が集中することがあります。

そのため、インナーマッスルを考える際には、「特定の筋肉を鍛える」だけでなく、「身体全体を安定させながら動かせるか」という視点が重要です。

インナーマッスルは身体の安定性を支える重要な要素の一つですが、姿勢や動作を改善するには、筋力・関節可動域・柔軟性・バランス・身体のコントロール能力を総合的に高めることが大切です。


インナーマッスルを鍛えるべき人の特徴

インナーマッスルは誰にとっても重要な筋肉の一部ですが、特に身体を安定させながら動かす能力が不足している人は、トレーニングを取り入れるメリットがあります。

ただし、「インナーマッスルが弱いこと」が身体の不調や姿勢の原因とは限りません。

実際には、筋力・柔軟性・関節の動き・動作パターンなどを総合的に確認することが重要です。

姿勢が崩れやすい人

立っているときや座っているときに身体が傾いたり、疲れると姿勢が大きく崩れたりする人は、体幹を安定させながら姿勢をコントロールする能力が低下している可能性があります。

インナーマッスルを含めた体幹のトレーニングによって、身体を安定させながら動く能力を高めることができます。

ただし、姿勢の崩れは筋力だけでなく、関節の可動性や生活習慣なども関係します。

腰痛や肩こりなど身体の不調を繰り返す人

腰や肩など特定の部位に負担が集中している場合、身体の動かし方や安定性に問題があるケースがあります。

例えば、体幹がうまく安定しないことで腰を過剰に動かしたり、肩甲骨や肩関節を適切にコントロールできず、肩周囲に負担が集中したりすることがあります。

ただし、腰痛や肩こり=インナーマッスル不足とは限りません。

痛みにはさまざまな要因があるため、症状が続く場合は原因を総合的に評価することが重要です。

運動で身体のブレが気になる人

運動では、走る・止まる・方向を変える・ジャンプするなど、身体を安定させながら大きな力を発揮する必要があります。

片脚での動作や素早い方向転換で身体が大きくブレる場合には、体幹や股関節周囲を含めた身体のコントロール能力を高めることが役立つ場合があります。

インナーマッスルだけを鍛えるのではなく、下半身や体幹を連動させるトレーニングにつなげることがポイントです。

筋トレをしているのに身体をうまく使えない人

「筋力はあるはずなのに、スクワットやランジで身体が安定しない」という場合は、筋肉の強さだけでなく、身体を協調して動かす能力に課題がある可能性があります。

このような場合は、単純な高重量トレーニングだけでなく、低負荷で身体の位置をコントロールする運動から始める方法もあります。

片脚立ちや片脚動作が不安定な人

片脚立ちは、体幹・骨盤・股関節・膝・足首などを連動させて身体を支える必要があります。

片脚で立つと身体が大きく傾く、骨盤が左右に動く、足元が不安定になるといった場合は、身体を安定させる能力を確認してみるとよいでしょう。

ただし、不安定になる原因はインナーマッスルだけではありません。

足首の可動域、股関節の筋力、バランス能力なども関係します。

運動不足で身体を動かす機会が少ない人

運動習慣が少ない人は、筋力だけでなく、身体を動かす経験そのものが不足している場合があります。

この場合は、いきなり難しいインナーマッスルトレーニングを行うよりも、ウォーキングやスクワット、片脚立ちなど、日常生活につながる基本的な運動から始めることが大切です。

インナーマッスルを特別な筋肉として考えすぎず、身体全体を使う機会を増やしていきましょう。

「インナーマッスルが弱い」と決めつけないことが重要

インナーマッスルを鍛えることは、身体の安定性や動作のコントロール能力を高める一つの方法です。

しかし、

姿勢が悪い=インナーマッスル不足

腰痛がある=体幹が弱い

身体がブレる=インナーマッスルが弱い

と単純に判断することはできません。

理学療法士の視点では、筋力・関節可動域・柔軟性・バランス・身体の使い方を総合的に評価し、その人に必要なトレーニングを選択することが重要です。


インナーマッスルが弱いとどうなる?

インナーマッスルは、関節や体幹を安定させながら身体を動かすために重要な筋肉の一部です。

ただし、「インナーマッスルが弱い=必ず身体に問題が起こる」というわけではありません。

実際の身体機能は、複数の筋肉や関節、神経系が協調して働くことで成り立っています。

姿勢や動作が不安定になることがある

インナーマッスルを含む体幹や関節周囲の筋肉が適切に働かないと、身体を安定させながら動かすことが難しくなる場合があります。

例えば、片脚立ちやスクワットなどで身体が大きく傾く、動作中に骨盤や体幹がブレるといった状態です。

ただし、動作の不安定さには筋力だけでなく、バランス能力・関節可動域・身体の使い方なども関係します。

身体の一部に負担が集中する場合がある

身体をうまく安定させられない場合、動作を補うために別の部位を過剰に使うことがあります。

例えば、体幹や股関節をうまくコントロールできないことで、腰や膝など特定の部位の動きが大きくなるケースがあります。

ただし、これは「インナーマッスルが弱いから痛みが出る」という単純な関係ではありません。

身体全体の動きや負荷のかかり方を評価することが重要です。

大きな筋肉だけに頼った動きになりやすい

身体の安定性が十分でない場合、表層の大きな筋肉に力を入れて身体を固めようとすることがあります。

例えば、体幹を必要以上に力ませたり、肩をすくめたりするなど、効率的ではない身体の使い方につながる場合があります。

インナーマッスルを含めた筋肉が適切に協調できると、必要な場所を安定させながら、必要な部分を動かすことがしやすくなります。

ただし「痛み=インナーマッスル不足」とは限らない

ここは非常に重要です。

腰痛や肩こり、膝痛などがあるからといって、「インナーマッスルが弱いこと」が原因とは限りません。

痛みには、身体的な要因だけでなく、活動量、睡眠、ストレス、過去のケガ、生活習慣など、さまざまな要因が関係することがあります。

そのため、痛みをインナーマッスル不足だけで説明したり、「インナーマッスルを鍛えれば痛みが治る」と考えたりするのは適切ではありません。

インナーマッスルは身体機能を構成する重要な要素の一つです。

「鍛えるべきか」を考えるときは、筋肉単体ではなく、姿勢・関節の動き・筋力・バランス・動作・日常生活まで含めて、自分の身体に何が必要なのかを確認することが大切です。


インナーマッスルの鍛え方

インナーマッスルを鍛えるときは、「深い筋肉だけを狙って鍛える」という考え方よりも、身体を安定させながら手足を動かす能力を高めることが重要です。

インナーマッスルは日常動作や運動の中でも、他の筋肉と協調して働いています。

そのため、実際の動作につながるトレーニングを取り入れましょう。

呼吸を利用した体幹トレーニング

呼吸は、体幹の安定性を考えるうえで重要な要素です。

横隔膜は呼吸に関わる筋肉であると同時に、体幹の安定性にも関係しています。

息を止めて身体を固めるのではなく、自然に呼吸を続けながら体幹をコントロールすることを意識しましょう。

仰向けなどの楽な姿勢から、ゆっくり呼吸を行いながらお腹や胸郭の動きを確認することから始めるのもよいでしょう。

デッドバグで体幹をコントロールする

デッドバグは、仰向けの状態で手足を動かしながら体幹を安定させる運動です。

ポイントは、手足を大きく動かすことではありません。

腰を過剰に反らさず、呼吸を続けながら体幹を安定させることを意識します。

体幹を「固める」のではなく、手足の動きに合わせて身体の位置をコントロールすることが重要です。

バードドッグで体幹と手足を連動させる

四つ這いから片手と反対側の脚を伸ばすバードドッグは、体幹と四肢を連動させるトレーニングです。

手足を動かしたときに、骨盤や腰が大きく回旋しないようにコントロールします。

最初は片手だけ、または片脚だけを動かすなど、難易度を下げても構いません。

「手足を動かしても体幹を安定させる」ことを意識しましょう。

サイドプランクで体幹の安定性を高める

サイドプランクは、身体を横向きに支えながら体幹を安定させる運動です。

体幹の側方への安定性を高めるだけでなく、肩・骨盤・股関節を連動させて身体を支える練習にもなります。

最初は膝をついた状態から始め、安定してできるようになったら徐々に難易度を上げるとよいでしょう。

ヒップリフトで骨盤・股関節を安定させる

ヒップリフトは、お尻を使いながら骨盤と股関節をコントロールするトレーニングです。

腰を反らして身体を持ち上げるのではなく、股関節を伸ばす動作としてお尻を使うことを意識します。

体幹と骨盤を安定させながら股関節を動かすことで、日常動作や運動にもつながる身体の使い方を練習できます。

チューブを使って肩・股関節周囲を鍛える

チューブを使った運動では、肩や股関節周囲の筋肉に適度な抵抗を加えながら、関節をコントロールする練習ができます。

肩ではローテーターカフ、股関節では深層外旋筋などを含めた周囲の筋肉を使う運動に活用できます。

ただし、「インナーマッスルだけを鍛える」ことにこだわりすぎないことが重要です。

実際の動作では、深部の筋肉と表層の筋肉が協調して働くため、最終的にはスクワットや片脚動作など、全身を使った運動へつなげていきましょう。

インナーマッスルは「単独で鍛える」より「連動して使う」

インナーマッスルのトレーニングでは、

呼吸で体幹をコントロールする

デッドバグ・バードドッグで手足と体幹を連動させる

サイドプランク・ヒップリフトで安定性を高める

チューブやスクワットなどで実際の動作につなげる

というように、段階的に進めることが重要です。

「インナーマッスルを鍛える=細かい筋肉だけを刺激する」ではなく、身体を安定させながら効率よく動かせる能力を高めることを意識しましょう。


インナーマッスルは毎日鍛えるべき?

インナーマッスルは「毎日鍛えた方が効果的」と考えられることがありますが、必ずしも毎日高い負荷でトレーニングする必要はありません。

重要なのは、目的や運動強度に合わせて頻度を調整し、インナーマッスルを含めた身体全体を適切に使えるようにすることです。

目的やトレーニング強度によって頻度を調整する

インナーマッスルのトレーニングといっても、呼吸を意識した軽い体幹運動と、負荷をかけた筋力トレーニングでは身体への負担が異なります。

軽い運動であれば比較的頻繁に行える場合がありますが、筋肉に大きな負荷をかけるトレーニングでは、疲労や回復も考慮する必要があります。

「毎日」という回数にこだわるより、無理なく継続できる頻度で行うことが大切です。

軽い運動と高負荷トレーニングを分けて考える

例えば、呼吸練習や軽い体幹のコントロール運動は、身体の動きを確認する目的で取り入れやすい運動です。

一方、負荷を高めたサイドプランクやチューブトレーニングなどは、筋肉への刺激も大きくなります。

そのため、同じ「インナーマッスルトレーニング」でも、運動強度・回数・セット数・疲労度を考慮して調整することが重要です。

筋肉を鍛えるだけでなく「使い方」を練習する

インナーマッスルは、筋力そのものだけでなく、身体を安定させながら動かす能力にも関係します。

そのため、単純に筋肉を疲労させることだけを目的にするのではなく、デッドバグやバードドッグなどを使って、呼吸を続けながら体幹を安定させ、手足をコントロールする練習を行うことも大切です。

インナーマッスルだけを鍛える必要はない

姿勢や動作を改善するために、インナーマッスルだけを特別扱いする必要はありません。

実際の動作では、インナーマッスルとアウターマッスル、関節、神経系などが協調して働きます。

そのため、インナーマッスルトレーニングだけを続けるのではなく、スクワット・ランジ・片脚立ち・ウォーキングなど、実際の生活や運動につながる運動も取り入れることが重要です。

インナーマッスルは「毎日鍛える筋肉」ではなく、必要な頻度・強度で鍛えながら、実際の動作の中で適切に使えるようにする筋肉と考えるとよいでしょう。


インナーマッスルとアウターマッスルはどちらが重要?

「インナーマッスルとアウターマッスル、どちらを鍛えるべき?」と疑問に感じる方も多いでしょう。

結論からいうと、どちらか一方が重要なのではなく、両者が協調して働くことが重要です。

身体を安定させる能力と、力強く動かす能力の両方があってこそ、効率的な動作につながります。

インナーマッスルだけでは身体は動かせない

インナーマッスルは、関節や体幹を安定させたり、身体の位置をコントロールしたりする役割があります。

しかし、日常生活や運動で大きな力を発揮するためには、表層にある大きな筋肉の働きも必要です。

例えば、立ち上がる、階段を上る、走る、ジャンプするといった動作では、下半身や体幹の大きな筋肉が重要な役割を果たします。

そのため、インナーマッスルだけを鍛えても、実際の動作能力が十分に高まるとは限りません。

アウターマッスルだけでも効率的な動作は難しい

一方で、大きな筋肉の力が強ければ身体を効率よく使えるというわけでもありません。

例えば、筋力が十分にあっても、体幹や関節を適切にコントロールできなければ、動作中に身体がブレたり、特定の部位に負担が集中したりすることがあります。

つまり、「強い筋肉」と「安定して動かせる身体」の両方が必要です。

安定性と運動性を両立することが重要

身体に必要なのは、すべてを固めることではありません。

必要な部分を安定させながら、必要な関節を適切に動かすことが重要です。

例えば、スクワットでは体幹を安定させながら股関節や膝、足首を動かします。

歩行では骨盤や体幹をコントロールしながら、股関節・膝・足首を連続的に動かします。

このように、安定性と運動性を両立させる能力が効率的な身体の使い方につながります。

実際の動作につなげることが大切

インナーマッスルのトレーニングを行う場合も、最終的には実際の動作につなげることが重要です。

デッドバグやバードドッグなどで体幹をコントロールする練習をしたら、スクワットやランジ、片脚動作などへ段階的に発展させます。

また、肩や股関節周囲のトレーニングでも、単独で筋肉を動かすだけでなく、日常生活や運動の動作でどのように使うのかを考えることが大切です。

インナーマッスル=安定、アウターマッスル=運動と単純に分けるのではなく、両者が協調して働くことを目指しましょう。

姿勢改善や身体機能の向上では、筋肉単体の強さだけを見るのではなく、可動域・筋力・安定性・バランス・動作を総合的に評価することが重要です。


理学療法士が考えるインナーマッスルの重要性

「弱い筋肉を鍛える」だけではなく身体全体を評価する

インナーマッスルについて考えるとき、「弱くなっている筋肉を見つけて鍛えればよい」と考えるのは適切ではありません。

姿勢の崩れや身体の不安定さには、筋力だけでなく、関節の可動性、柔軟性、バランス、身体の使い方など、さまざまな要因が関係します。

そのため、理学療法士の視点では、インナーマッスルの筋力だけを見るのではなく、身体全体がどのように動いているのかを評価することが重要です。

筋力・可動性・バランス・モーターコントロールを確認する

身体を効率よく動かすためには、筋肉の強さだけでは不十分です。

例えば、筋力が十分でも股関節や胸椎の動きが制限されていれば、他の部位で動きを補うことがあります。

また、筋力や柔軟性に問題がなくても、片脚立ちやスクワットで身体を適切にコントロールできない場合があります。

そのため、

筋力

関節可動域・柔軟性

バランス能力

モーターコントロール(身体を思い通りに動かす能力)

などを総合的に確認することが大切です。

目的に合わせて必要なトレーニングを選択する

「インナーマッスルを鍛える」という目的だけでトレーニングを決めるのではなく、何のために身体機能を改善したいのかを明確にすることも重要です。

姿勢改善が目的なら体幹や肩甲骨、股関節周囲のコントロールを高める運動、運動のパフォーマンス向上が目的なら片脚動作や方向転換など、目的に合わせて運動を選択します。

痛みや身体の不調がある場合も、単純にインナーマッスルを鍛えるのではなく、症状や動作を確認したうえで適切な運動を選ぶことが大切です。

ピラティスや筋力トレーニングを組み合わせて身体機能を高める

ピラティスでは、呼吸や身体の位置を意識しながら、体幹や四肢をコントロールする運動を行えます。

一方、筋力トレーニングでは、身体を支えるための筋力や筋持久力を高め、より大きな負荷に対応する能力を養えます。

そのため、どちらか一方に限定するのではなく、身体をコントロールする練習と、実際に力を発揮するトレーニングを目的に応じて組み合わせることが重要です。

インナーマッスルは身体の安定性を支える重要な要素ですが、それだけで姿勢や身体機能が決まるわけではありません。

「弱い筋肉を探して鍛える」のではなく、身体全体を評価し、その人の目的や課題に必要な運動を選択すること。

これが、理学療法士の視点から考えるインナーマッスルトレーニングの重要なポイントです。


FAQ|インナーマッスルに関するよくある質問

Q. インナーマッスルは本当に重要ですか?

はい、身体を安定させながら動かすうえで重要な役割を持つ筋肉が含まれます。

ただし、インナーマッスルだけで身体を支えているわけではありません。

アウターマッスルや関節、神経系などと協調して働くことが重要です。

Q. インナーマッスルを鍛えると姿勢は改善しますか?

姿勢を支える筋力や身体のコントロール能力が不足している場合、インナーマッスルを含めたトレーニングが役立つ可能性があります。

ただし、姿勢は筋力だけで決まるものではなく、関節の可動性や生活習慣、動作パターンなども考慮する必要があります。

Q. インナーマッスルが弱いと腰痛になりますか?

「インナーマッスルが弱い=腰痛になる」とは言い切れません。

腰痛にはさまざまな要因が関係するため、筋力だけでなく、腰・骨盤・股関節の動きや日常生活、活動量などを総合的に考えることが重要です。

Q. インナーマッスルは毎日鍛えてもいいですか?

運動の種類や強度によって異なります。

軽い呼吸練習や身体のコントロール運動は頻繁に行える場合がありますが、高負荷のトレーニングでは筋肉の疲労や回復も考慮する必要があります。

毎日行うことより、適切な負荷で継続することを優先しましょう。

Q. インナーマッスルを鍛えるならどんな筋トレがおすすめですか?

デッドバグ、バードドッグ、サイドプランク、ヒップリフトなどが代表的な運動です。

また、チューブを使った肩や股関節周囲のトレーニングも活用できます。重要なのは、筋肉を疲れさせるだけでなく、身体を安定させながら動かすことです。

Q. インナーマッスルとアウターマッスルはどちらを鍛えるべきですか?

どちらか一方ではなく、両方を適切に使えることが重要です。

インナーマッスルによる安定性と、アウターマッスルによる力強い運動を組み合わせることで、効率的な動作につながります。

Q. インナーマッスルを鍛えると痩せますか?

インナーマッスルを鍛えることだけで、大きなダイエット効果が得られるとは限りません。

体脂肪を減らすには、食事によるエネルギー摂取と運動などによるエネルギー消費のバランスが重要です。

ダイエット目的であれば、インナーマッスルトレーニングだけでなく、全身の筋力トレーニングやウォーキングなども組み合わせるとよいでしょう。

Q. ピラティスはインナーマッスルを鍛えるのに効果的ですか?

ピラティスは、呼吸や身体の位置を意識しながら身体をコントロールする運動として活用できます。

そのため、体幹や関節周囲の安定性・運動コントロールを高める目的に取り入れることができます。

ただし、「ピラティス=インナーマッスルだけを鍛える運動」ではありません。

目的や身体の状態に合わせて運動を選択することが大切です。

Q. インナーマッスルは自宅でも鍛えられますか?

はい。

特別な器具がなくても、デッドバグやバードドッグ、ヒップリフトなどを行えます。

最初は簡単な動作から始め、フォームを確認しながら徐々に難易度を高めていきましょう。

痛みがある場合や動作が大きく崩れる場合は、無理に続けず専門家に相談することをおすすめします。


まとめ

インナーマッスルは関節の安定性や身体の動きをコントロールするうえで重要

インナーマッスルは、関節や体幹を安定させながら身体を動かすために重要な役割を担っています。

単に身体を固めるのではなく、動作に合わせて身体の位置を調整する能力にも関係します。

ただし「インナーマッスルが弱い=身体の不調」という単純な関係ではない

腰痛や肩こり、姿勢の崩れなどを、インナーマッスルの弱さだけで説明することはできません。

身体の不調には、筋力・関節可動域・柔軟性・活動量・生活習慣・動作パターンなど、さまざまな要因が関係します。

インナーマッスルだけを鍛えるのではなく、アウターマッスル・柔軟性・バランス・動作能力も含めて考えることが大切

身体は一つの筋肉だけで動いているわけではありません。

インナーマッスルとアウターマッスルが協調し、必要な関節が動き、身体を適切にコントロールすることで、効率的な動作が可能になります。

そのため、「インナーマッスルだけを鍛える」という考え方ではなく、身体全体の機能を見ることが重要です。

自分の身体の状態や目的に合わせて、必要な筋肉と動作を総合的にトレーニングすることが重要です

姿勢改善、腰痛予防、運動パフォーマンス向上、ダイエットなど、目的によって必要なトレーニングは異なります。

まずは自分の筋力・柔軟性・関節可動域・バランス・身体の使い方を確認し、その状態に合わせて運動を選択しましょう。

インナーマッスルを「特別な筋肉」として単独で鍛えるのではなく、身体全体を安定させながら、効率よく動ける能力を高めることが、理学療法士の視点から考える重要なポイントです。


Physio Conditioning Lab.では、理学療法士が医学的根拠に基づき、

根本改善プログラムを提供しています。

お気軽にご相談ください。


ご予約はこちらから → Physio Conditioning Lab.



◎カテゴリ別ブログ

痛み

姿勢

健康

トレーニング

ダイエット